友人4人で訪れた京都。「京都国際写真祭」の作品を観るために街をめぐりました。
https://www.kyotographie.jp/
こんな楽しいイベントが開催されているなんて、知らなかった!
どれも本当に面白いけれど、壮観だったのは、京都新聞の印刷工場跡にあるローレン・グリーンフィールド(Lauren Greenfield)の展示。ここから世の中を動かす情報が印刷され世の中に出回って行ったであろう、インクの匂いが微かに残る廃墟に、人間の富への欲望を映し出した鮮やかな写真と映像が浮かび上がる。ここは入場無料。必見だと思う。建仁寺も良かった!活け花と写真って、こんな風に結び付けられるんだと、目から鱗。
写真を見るために京都の街を歩く。その身体運動と、写真と展示空間から受けるメッセージが、私の中で繋がっていく。それは誰とも違う、私だけの体験となって記憶されていく。それを友達と語り合いながら、また歩く。街歩きの芸術祭の面白さですね!
橘 紀子 書き手