東アジア文化都市2018「『工芸×建築』の可能性を探る」工芸建築展が、
14のグループ(建築家・作家・デザイナー・プロデューサー・キュレーター・美術家・大工)により
金沢21世紀美術館にて2018.1030〜11.11に開催されました。
佐々木類さん(ガラス作家)と鈴木結加里(空間プロデューサー)は、
「空間の隅」=「隅は見ることはできるが、誰も触ることができない」ことに
関心を抱いていることから、「隅に漂う気配を掬いとる」をテーマとしてプロジェクトを進めました。
ガラス(鏡)のもつ「透過性・投影性・反射性」を用いることにより
隅ある空間と向き合うこと
相互作用から生まれること
その経験・体験、感覚を増幅させて
隅への意識や可能性を高めてもらう場=アート インスタレーションを制作するなかで
『建築』とは、人の営みや想い、感覚を反映し、空間との対話や関係性を繋ぎ
建築という領域に留まらず、工芸(歴史、文化、風土、社会、営み、想い)といった
様々な要素が溶け合う場であること という新たな解釈を試みました。
ガラス作品と鏡ある空間で
「隅」と対峙することで
そこに漂う気配や景色を
それぞれに、掬いとって頂けたら幸いです。
鈴木結加里(Lights Gallery)