空間の仕立て・写真
2017.3.17~4.9会期 鈴木陽介氏 「むし写真展」
会期を終了し、閑かな空間に戻りつつあります。
展示を重ねていくことで、もとある空間に戻ることではなく
層がすこしづつ積みましていくようです。
鈴木陽介氏の作品と空間の呼応からは、作品が空間へと「はみだしていく」
「むしが這い出していく」感覚を憶えました。
それに添い、かたちにしていくことで
その「むし」が治まり、空間が落ちついていきました。
感覚や心に憶えた感情を空間にて直に表現することが
空間の「仕立て」ではないだろうか?と
感じざるおえない展示を経験させて頂きました。