和菓子店「HIGASHIYA」/SIMPLICITY代表・緒方慎一郎氏の著書。
革張りのような表紙を開けば、泊昭雄氏が撮られた美しい和菓子や包材、店内インテリアの写真。
何より、それらを語る日本語が本当に美しく、心に沁み入ります。
松岡正剛氏の寄稿は身が引き締まる思いで読みました。
そして、緒方氏が書かれた巻末の「同朋へ」。
特に「人が関わることで宿るもの」からはじまる最終章は読んでいて泣きたくなり、
「店」というもの、「商品」というものへの思いに熱くこみあげてくるものがありました。
”商品を世に送り出すとき、店頭にならぶとき……….葛藤の向こうには、そこに挑戦したから得られる喜びがある。
それは、「共感」という褒美だ。共感を通して人とつながる幸せである。”
本当にすごいブランドブックです。
この本に書かれている言葉を、お店で実際に体感できる….
「言葉を体感する」って面白いけど、本当にそうです。
よろしければ、お店で言葉を体感してみてはいかかでしょうか?
http://higashiya-shop.com/fs/simplicity/c/book/
橘 紀子 書き手